丹沢 永くつきあってきた 日本百名山 その1 [日本百名山を訪ねて]
初めての登山が丹沢であった。
高校山岳部への初参加で、小田急の渋沢駅から菜の花の咲いている夜道を歩き、大倉の河原でテントを張る。
翌日 山桜の咲く大倉尾根を登った。中学時代野球部にいたので、多少体力はあるつもりでいたが、キスリングの荷物にかなりバテた。塔ノ岳から丹沢山、蛭ケ岳といくつもの峰を越え、山深い神ノ川乗越で幕営した。山の夜は冷えた。
次の日は桧洞丸に登り、犬越路へ向かう途中沢へ下り、用木沢出合へ下りる。
先輩の命令で、東沢の出合から中川温泉まで走らされた。キスリングとナーゲルでの走りはきつかった涙が出た。中川温泉の河原で皮がむけたかかとを川の水で冷やし、足を引きずってバスに乗る。
きつい山であったが、仲間と歩いた山にはどこか達成感があった。
昭和36年4月 丹沢 日本百名山 その1
それ以来、尾根を歩き、沢を辿り丹沢と付き合ってきた。
丹沢主稜
塔ノ岳に雪
表尾根初冬
鍋割山稜の秋
主稜線を行く
桧洞丸 冬
若いころは、沢を遡り、大きな滝をめざしたりした。
水無川本F1
早戸川の大滝や西沢の本棚、雨棚などを攀じ登った。
地獄棚
早戸大滝
水量の多い豪快な滝をながめたりした
歳を重ね、丹沢の花も目につくようになった。
この山麓に移り住み50年近くが過ぎた。
春まじか
かって 桜土手 今 さくら道
山麓の公園
山里秋半ば クライミング
丹沢とは永くつきあってきた。
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