なにも見えない聖岳 日本百名山 その35 [日本百名山を訪ねて]
小雨が降り続いていた、遠山川沿いの長い林道を走り、便ケ島の広場に車を停め、壊れかかったような作業小屋で仮眠をとる。 軌道の跡を辿り、モッコ渡しで沢を渡り 深い樹林の中を登り薊畑の草原にでる、聖平の小屋に下り幕営。夜どしゃぶりの雨がテントをたたく、テントの中を水が流れ眠れぬ夜。 薊畑に荷物を置き、軽い荷で、小雨と霧の中、はい松と岩の尾根をのぼる、小聖岳を越え、霧の中に聖岳と書かれた標識を見つけ、聖岳の山頂に着いたのを知る。ただ霧が流れる山頂、何もみえず。 薊畑に戻り荷を背負い雨のやんだ便ケ島にもどる。
平成9年8月8日~10日 雨の聖岳 日本百名山その35
この時、下界は晴れ間もあったが、日本海に台風崩れの低気圧があり、帰り道飯田あたりから眺める山には厚い雲がかかっていた。
西沢渡
何も見えない聖岳
あいにくの雨にみまわれた山行であった。
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