念願の 赤石岳 日本百名山 その41 [日本百名山を訪ねて]
小渋川沿いの林道に車を置く。沢に降りるとすぐ渡渉となる、紫の花が咲く河原を何度かの渡渉を繰り返し、避難小屋の建つ広河原に着く。ここから樹林の中の登りとなる、岳樺の背が低くなると大聖寺平だ。
荷物を置き軽装で赤石岳に向かう。岩礫の斜面を登り、尾根を歩き小赤石を越え、念願の山 赤石岳に立つ。
一時山から遠ざかっていて、50才ころからまた 何人かの仲間と山に行くようになったが、昔ほどの体力もなく、南アルプスの奥深くに高く聳える赤石岳の頂は望んでも、もうかなわぬ想いと思っていた。霧が湧き眺望はなかったが、赤石岳の山頂に立てた感慨はひとしをであった。
赤石岳から霧の流れる尾根を辿り、大聖寺平へもどるがかなりバテた。疲れた体を引きずって荒川小屋の見晴らしの良いテント場についた。ビールもそこそこに寝た。
平成8年8月8日 赤石岳 日本百名山その41
明日は悪沢岳をめざす。
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