夏の名残りの羅臼岳 日本百名山 その88 [日本百名山を訪ねて]
オホーツクの海に面したウトロの家並みが切れ、
北の自然と野生動物達の住むさいはての地、知床にはいる。
岩尾別温泉 ホテル「地の涯」の駐車場の隅に車を停める。
木下小屋の横から樹林帯を登りはじめる、「オホーツク展望台あたりでもたびたび熊が出ますヨ」とネイチャーセンターで聞いていたので、今日は先行する人影があり心強い。
弥三吉水で先行の人達にまじり一休み、極楽平をゆるく歩き、遅い夏の花が咲く水の涸れた沢すじを登る。
はい松に広く覆われた羅臼平に着く、雨はあがったが雲がながれ、めざす羅臼岳が見え隠れする。
はい松の海に入り、岩清水のしずくで口をしめし、
岩塊をぬって登り、羅臼岳の岩峰に立つ。
あいにく雲が山頂を覆い、さいはての山々や海を見ることはできなかったが、
雲の切れ間の三ツ峰
夏の名残りの花をみながら、
知床の山を下り岩尾別温泉に戻る。
岩尾別温泉の露天風呂
知床は自然と動物達の領域なのだろう。斜里岳では鈴の音がたよりなかったので、すこし大きめの鈴を付け 熊スプレーもレンタル。
帰り道 草を食む鹿を見、北の海に落ち込む切り立った崖を眺め、車を止め 振り返ってみる知床の山は雲に覆われていた。
平成20年8月31日 羅臼岳 日本百名山その88
以前、知床峠から羅臼岳を眺めたり、知床五湖などを歩いたことがあった。
H14.10.3
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