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日本百名山を登り終えて [日本百名山を訪ねて]

 日本百名山を全て登り終えた。

 山に登り、すでに50年以上が過ぎた。

 ここで 日本百名山へ登った足跡を辿ってみた。

 山に登りはじめて丹沢や北アルプスに登り、自然の息吹に触れ、山の景観に圧倒された。

穂高_0002_NEW.jpg

 青空に白く輝く雪の峰を眺め、風雪に曝され山の厳しさを知り、

八ヶ岳冬 001.jpg

 重い荷を背負い尾根を歩き、岩壁を攀じ登り、テントに寝て、助け合う仲間を知った。

鹿島冬.jpg

 そのうち、

 仕事に追われる日々がつづき、何年もの間、岩や雪山からは離れてしまった。

 年が過ぎ子供たちも家を離れ、また山へ登る余裕もでてきた。

 昔の山仲間達とまた山に登りだしたが、岩を攀じ登る力や、風雪に耐える体力や気力は落ちていた。

 山の仲間達には、年をとっても元気な人がいる。

 もう歳だからとよく言っていたが、その人たちをみて、年だからと言うのは止めた。

 そんな頃、登った日本百名山を数えてみると60をこえていた。 

 日本百名山はこれからの山行の良い目標となった。

100502~05東北桜と岩木山 100a.jpg

 日本百名山を登りながら、日本各地を訪れる楽しみもあった。 

 日本百名山を登り終えるのに50年余が過ぎたが、

花見平DSCF4785a.jpg

 登った日本百名山をあらためて顧みてみると、

 そこには自分の山の歴史と想い出が詰まっていた。

奥穂高 010a.jpg

 日本百名山には、これからもまた登ってみたい山は多い。

 百名山ではなくても、行ってみたい山も多い。

 これからも山に登れたらいいなと思う。

              日本百名山を登り終えて 

                         平成27年春 記


山深くカールを抱く黒部五郎岳   日本百名山その100 [日本百名山を訪ねて]

 ずっと昔、雲ノ平から黒部五郎岳を眺めたことがある。

雲ノ平から黒部五郎0001.jpg
        雲ノ平から黒部五郎岳
           昭和36年夏

 それから40年ほど経った時、薬師岳を登ったあと、黒部五郎岳を目指したが、北ノ俣岳を過ぎたあたりで強い雨に降られ雷鳴を聞いて黒部五郎岳に至らず引き返したりしたことがあった。

 それからまた何年か過ぎ、

 梅雨が明けた暑い日、山の友達3人で黒部五郎岳をめざした。

 新穂高から陽ざしの強い川沿いの道を歩き、わさび平の木立の中にテントを張る。

 早朝、わさび平を発ち、小池新道を登り鏡平へ。

鏡平DSCF4776a.jpg

 このコースは去年も水晶岳に登った時に辿った。

 鏡平から急な登り、弓折分岐の稜線に出る。

花見平DSCF4788a.jpg

 森林限界を抜け、槍や穂高を望み、足元に咲く花を見ながら稜線を歩く。

 双六小屋から巻道ルートを行く。

三俣蓮華残雪と花DSCF4795a.jpg

 山腹を覆う残雪、

雪解けの流れDSCF4796a.jpg

 幾筋もの雪解けの流れ、山肌を飾る花々。

鷲羽岳とお花畑DSCF4806a.jpg

 この山域に心ひかれる。

 周囲を北アルプスの山々に囲まれた三俣山荘のテント場にテントを張る。

テント場DSCF4821a.jpg

 目前に聳える鷲羽岳を見ながらビール。

 霧に包まれた朝、雨支度でテントを出る。

 山腹を流れる霧。

流れる霧DSCF4828a_edited-2.jpg

 霧は雨にかわり、回りの見えない長い下り。

 黒部五郎小舎に立ち寄りコーヒーを頼み、雨を避け一息。

 行く道、黒く霧にけむる岩、雨に濡れる花。

岩と花に雨DSCF4839a.jpg

 行くてにカールの白い残雪、

カールDSCF4844.jpg

 それを取り囲むように見え隠れし聳える岩壁。

カール側壁DSCF4853a.jpg

 カールの花の咲く急な側壁を登り稜線へでる。

山頂まじかDSCF4860a.jpg

 岩の稜線を辿り、

黒部五郎岳山頂DSCF4861a.jpg

 黒部五郎岳山頂へ立つ。

 霧でなにも見えず。 

 黒部五郎岳の山頂に立ち、日本百名山の全山登頂を達成した。

 山に登りだして50年以上が過ぎた、今年は70の声を聴く。

 これからも山に登れたらいいなと想う。行きたい山や登りたい岩場もある。

 下りにかかると霧がとれ、 

カールDSCF4870a.jpg

 残雪を抱き聳える岩壁、カールの全容が姿をみせた。

 山に囲まれた草原にたたずむ黒部五郎小舎、しばし休憩。

黒部五郎小舎DSCF4872c.jpg

 青空が広がり、

黒部五郎岳DSCF4878a.jpg

 黒部五郎岳の姿を振り返り眺めながら三俣山荘のテント場に戻る。

 黒部五郎岳の登頂と日本百名山達成を乾杯。

 その夜は冷えた。

 好天の朝、山肌に花の咲く三俣蓮華岳に登り、

三俣蓮華岳DSCF4911a.jpg

 昨日登ったカールを抱く黒部五郎岳や

黒部五郎岳DSCF4920a.jpg

 黒部源流の山々、槍や穂高を眺めながら稜線を行く。

 中道ルートをとり双六小屋へ下る、

 帰る道は長く遠い、足を引きずり新穂高へもどる。

 疲れた体で河原の露天風呂に入り、山の余韻に浸る。

      日本百名山 その100 黒部五郎岳   平成26年7月27日


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山奥深い 水晶岳      日本百名山 その99 [日本百名山を訪ねて]

 暑い日が続いているとき、水晶岳を目指した。

 新穂高温泉の駐車場に車を置き、川沿いの道を歩き、わさび平の木立の中にテントを張った。

 早朝わさび平をたち、鏡平を経て弓折分岐へ、そこから花の咲く稜線を辿る。

 雲間に槍が見え隠れする。

20130807~10北ア水晶岳他 037.jpg

 お花畑の先、はるかかなたに目指す水晶岳の姿を望む。

         お花畑のむこうに水晶20130808 047-a.jpg

 双六から巻道ルートを行く。

20130807~10北ア水晶岳他 072a.jpg

 山肌に咲き乱れるお花畑、

20130807~10北ア水晶岳他 105a.jpg

 幾く筋もの雪解けの流れ。

      お花畑20130808三俣蓮華附近 086-1.jpg 

 若いとき、この山を歩いたときの感動がよみがえる。

 山々に囲まれた三俣山荘の天幕場にテントを張る。 

 何度かここにテントを張ったことがある。 冷たい雪解け水、流れの脇に咲く花、周りに聳える山々、記憶は今も消えはしないが、それからもう永い年月が過ぎた。ここへくるときは、あの頃のようにテントをはり、山の息吹に浸ってみたいと思っていたが、体力に自信がなく、何年も見送ってきた。

 今、なんとかテントをここまで担ぎあげることができた。

      三俣天幕場20130808 110-1.jpg      

 霧の朝、黒部五郎岳へ向かう友達を見送ったあと、水晶岳を目指した。

 流れに沿って咲く花々を見ながら黒部川の源流を辿る。

     黒部源流20130809 138-1.jpg

 流れから離れ、尾根道を登る。

 水晶小屋をを過ぎるとなだらかな稜線を歩く、いつしか霧もとれ、向かう水晶岳が黒い姿を見せる。

    水晶岳20130809 155-a.jpg

 北アルプスの奥深くに聳える岩峰。

20130807~10北ア水晶岳他 156.jpg

 岩稜をひと登りで水晶岳の山頂。

 今 その頂に立った。

                 水晶岳山頂20130809 162-1.jpg

 周囲を取り囲む北アルプスの山々。

20130807~10北ア水晶岳他 167a.jpg

 連なる山々の景観に圧倒されしばし見入る。 

     遠く槍ヶ岳20130809水晶より 160-1.jpg

 鷲羽岳を経て、槍ヶ岳や黒部源流の山々を望み、

    三俣蓮華岳20130809 194-a.jpg

 三俣のテントに戻り、今登ってきた水晶岳あたりをあらためてながめたりした。

     水晶岳を望む20130809 201-1.jpg

  ほどなく 黒部五郎岳をめざした友達ももどった。

  ビールが旨い。

  翌日 三俣蓮華岳から双六岳を経て、新穂高に下り、温泉で山の汗を流した。

            平成25年8月9日 水晶岳  日本百名山その99


北の海に浮かぶ 利尻山       日本百名山 その98 [日本百名山を訪ねて]

前日 礼文島の花畑を歩き、その後利尻島へ渡った。

登山ツアーに入り、利尻山をめざした。 

北麓野営場から雨の樹林帯を登る。

木立が低くなり、吹き付ける風雨。

視界はなく、登るにつれより強さを増す風雨。

長官山附近で、ガイドは登るのをやめひきかえす事を促す。

ツアーでもあり、ガイドの指示に従わないつもりはないが、

とはいえ、ここで引き返す気にはならなかった。

登りたい気持を感じたのか、一部の人達はここで引き返すが、

残りの人達は山頂を目指すこととなった。

風と雨が吹きつけ、何も見えぬ山稜。

辿り着いた山頂。

せめて花でもと、覗きこむ斜面を雨が激しく吹き上げる。

110703~06利尻山頂 062.jpg

山を下りた翌日

帰りの船から 利尻山が良く見えた。

110706利尻島 079.jpg

船の上から いつまでもその姿を追った。

          平成23年7月5日 利尻山 日本百名山 その98


タグ:利尻山
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夏 八甲田山        日本百名山 その97 [日本百名山を訪ねて]

 遠い北の地にある、八甲田をいつか訪ねてみたいと思っていた。

 暑い夏の日、八甲田をめざした。

 酸ケ湯の駐車場に車を停める。

 樹林帯の中を登り、硫黄のにおいのする沢を渡り、

100810八甲田地獄湯の沢 098a.jpg

 アオモリトドマツの中を歩き

100810アオモリトドマツと空 107a.jpg

 仙人岱の草原に着く。

 清水が湧き、草原を流れる。

100810八甲田仙人岱 105a.jpg

 花の咲く草原を辿り

100810八甲田ギボウシと大岳 117a.jpg

 花の中の小さな池の縁を歩き

 大岳を登る。 

                  100810大岳山頂 129a.jpg

 雲の湧き出してきた山頂。雲のあいまに八甲田の山なみをながめる。

 大岳を下り、

 上毛無岱の草原を歩く。

100810毛無岱の池 146a.jpg

 チングルマやキンコウカの花の盛りはもう過ぎていた。

 急な樹林帯を下り、

 下毛無岱の草原の中を辿り

100810毛無岱 150a.jpg

 酸ケ湯に戻る。

100810酸ケ湯 153a.jpg

 混浴の千人風呂で汗を流す。

 樹氷の雪原、遠い昔の雪中遭難の出来事・・。

 雪の八甲田にスキーををかついできてみたいが、

 遠い・・。

          *平成22年8月10日 日本百名山 その97


夏 岩手山     日本百名山 その96 [日本百名山を訪ねて]

 いままで何度か岩手山を麓から眺めたことがある。

 何年か前 岩手山の山麓をとおり八幡平へ向かった。

 今年の春 岩木山からの帰り道 岩手山を眺めながら高速道路を走った。

100502~05東北岩手山 127a.jpg

                             H22 春

 東北とはいえ夏の暑い日、岩手山をめざした。 

 山麓から 岩手山は雲にかすみ見えなかった。

 馬返しの広い駐車場に着くと、樹林の上に岩手山が姿を現す。

 樹林帯を一合目、二合目などの標示に励まされながら登る。

100809岩手山登り 006a.jpg

 七合目を過ぎると展望がひらけ、岩手山を仰ぎみる。

100809岩手山不動平から 046a.jpg

 潅木の中に咲く花を眺めながら

100809岩手山ウメバチソウ 036a.jpg

 不動平を歩き。

100809岩手山8合目附近 033a.jpg

 火山礫の登りとなり、 

100809岩手山不動平附近 049a.jpg

 もう咲き終わったコマクサ、

100809岩手山コマクサ 051a.jpg

 まだ咲き残るイワブクロなどをみながら、火口縁の山稜を辿り、

100809岩手山イワブクロの山稜 058a.jpg

 岩手山山頂薬師岳に着く。

100809岩手山山頂 064a.jpg

 しばし 山頂から火口と火口丘妙高山などを望む。

100809岩手山火口 066.ajpg.jpg

 雲が多く 遠くはみることができなかった。

 火口縁をくだり、そこここに咲く花や

100809岩手山イワブクロなど 078a.jpg

 古い社などをみながら火口原を辿り、

100809岩手山火口の社 079a.jpg

 八合目にもどり冷たい清水で一息。

100809岩手山清水 026a.jpg

 山麓にくだり振り返ってみたが、雲に覆われ 岩手山の姿はもう見えなかった。 

                *平成22年8月9日 岩手山 日本百名山その96


残雪の岩木山    日本百名山 その95 [日本百名山を訪ねて]

 弘前城に桜が咲き乱れ

100502~05東北弘前城しだれ桜 093aa.jpg

 東北とはいえ暖かい日

 花にはまだ早い林檎畑の向こうに 白い残雪に覆われた岩木山 を目指す

100502~05東北岩木山 103a.jpg

 岩木山スカイラインを車で走り、八合目の駐車場へ

 駐車場から 残雪の山腹をしばらく登り

100502~05東北岩木山残雪 105.ajpg.jpg

 リフトにのったかみさんと合流、リフト終点からは雪の消えた岩尾根を登る

100502~05東北岩木山登り 111a.jpg

 残雪の山頂

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 山頂を目指す人達の多くはスキーを担ぎ、山頂付近から 白い残雪の斜面を山麓に向かって滑り降りていた。 山スキーはやったことがないし、そんな技術もないが、いつかスキーを担いで東北の残雪の山を訪ねてみたい。 

 雪の消えた山麓に

100502~05東北キクザキイチゲ岩木山 051a.jpg

 咲き始めた花達

 

100502~05東北カタクリ 057a.jpg
100502~05東北桜と岩木山 100a.jpg
 平成22年5月4日 岩木山 日本百名山その95

      岩木山は津軽の人たちの心の山なのだろう。 


旭岳に登り雄大な大雪の山々を望み、お花畑を歩く 日本百名山その94 [日本百名山を訪ねて]

 大雪山はずっと訪れてみたいと想っていた。

 富良野や美瑛は深い朝霧がたちこめていたが、山道に入ると夏の青空が広がる。

 ロープウエイをおりると、そこはもうお花畑、

大雪すがたみ付近09081 110a.jpg

  噴煙をあげる旭岳が散在する池に姿を映す。

大雪姿見ノ池付近090811 121.ajpg.jpg

 姿見ノ池のほとりをとおり、噴煙を望みながら火山礫の尾根をのぼる。草木はなくなり岩や砂礫ばかりの登りとなり、

大雪旭岳090811 125a.jpg

 大雪の山々やひろい高原が姿をあらわしてくる。

大雪トムラウシを望む090811 127a.jpg
トムラウシ遠望

 旭岳の頂上へ立つ。

大雪旭岳山頂090811 133a.jpg

 連なる山々、はるかに続く高原、青くかすむ山波 雄大な大雪を目のあたりにした。

大雪旭岳山頂から090811 135a.jpg
白雲岳方面
大雪旭岳山頂から090811 134.ajpg.jpg
北鎮岳方面

  山々を眺めながら地図をなんどもひろげた。

 頂上から砂礫でずるずる滑る急斜面を下り、

大雪 旭岳 間宮岳方向から090811 155a.jpg
旭岳を振り返る

  間宮岳や火口の縁を歩き

大雪間宮岳へ向かって090811 140.ajpg.jpg
間宮岳へ
 
大雪 お鉢平090811 175a.jpg
お鉢平

 足元に咲く花をみて、

大雪イワギキョウ090811 177a.jpg

大雪チシマクモマグサ 090811 172a.jpg
                                     

大雪ウサギキク090811 160a.jpg

 中岳温泉に下る。

大雪中岳温泉090811 018a.jpg

 いくつかの細い流れをわたり、

大雪エゾノリュウキンカ裾合平090811 008a.jpg
大雪エゾコザクラ裾合平090811 039a.jpg

 いたるところお花畑のひろがる裾合平を歩き、

大雪チングルマ裾合平090811 060a.jpg
大雪チングルマ裾合平090811 072a.jpg
大雪コマクサ裾合平附近090811 181a.jpg

 花の盛りは過ぎてはいたが、まだ遅咲きの花々が咲く池のほとりを辿り、

大雪夫婦池090811 098a.jpg
ロープウエイ駅近くの池

 ロープウエイ駅に戻る。

 連なる山々やはるかな高原、一面咲き乱れる花々、雄大な大雪の一部に触れた。

 高校生の時 初めて北アルプスにであった あの時に似た想いがした。

            *平成21年8月11日 大雪山旭岳 日本百名山その94


噴煙の十勝岳と美瑛や富良野の丘   日本百名山 その93 [日本百名山を訪ねて]

 濃い朝霧に包まれた富良野を走り、樹林の中の道に入り、

十勝望岳台090810 007a.jpg

 望岳台に着くと青空が広がる。

十勝登り090810 032a.jpg

 見上げる山から噴煙があがる。 

 火山礫を踏み 山を眺めながら登り、工事中の避難小屋をすぎるとやや急登、砂礫や岩の間に咲く花を見ながら登る。十勝エゾリンドウ090811 023a.jpg

十勝イワブクロ090810 070.ajpg.jpg

 十勝メアカンキンバイ090810 065a.jpg

 昭和噴火口へのぼると、そこからは木も草もない 岩と砂の広大な火山原。

十勝噴煙090810 041a.jpg

  立ち昇る噴煙

十勝岳火山原090810  049a.jpg

 その奥にめざす十勝岳をみる。

 砂漠のような火山礫の路を歩き、岩の尾根を登り

十勝岳山頂090810 051a.jpg十勝岳山頂に立つ。
十勝岳山頂富良野岳090810 057a.jpg

           南に富良野岳への山稜がのび、

十勝岳山頂美瑛トムラウシ090810 056a.jpg
   北には火山原の向こうに美瑛岳、ずっと遠くにトムラウシを望む。

 2年程前トムラウシから残雪の十勝の山なみを望み、昨年 富良野の丘から眺めた十勝岳。

 噴煙と火山礫に覆われた十勝岳に立つことができた。

            *平成21年8月10日 十勝岳 日本百名山その93

 山を下り。 美瑛や富良野の丘に立ち寄ってみた。 

十勝美瑛ケンとメリー090810 079a.jpg
十勝美瑛マイルドセブンの木090810 081a.jpg
十勝美瑛090810  085a.jpg
十勝美瑛かんのファーム090810 088a.jpg
十勝富良野ファーム富田090810  093.ajpg.jpg

                     暑い夏の日


山陰に大山を訪ねる    日本百名山 その92 [日本百名山を訪ねて]

 山陰の大山をめざし、早朝 家を発つ。

 東名にのり 名神、中国道、米子道、山陰道を走り、いつか訪れたいと思っていた足立美術館に立ち寄る。

 横山大観の絵画や魯山人の陶芸などの展示をみるが、やはり日本庭園に目を奪われる。

足立美術館090504 018a.jpg

 山陰の山里に こんな素晴らしい日本庭園が・・ 

 来た道を戻り大山へ向かう。

 食料を買い込み 雨のぱらつきだした 大山山麓の下山野営場でキャンプ。

下山野営場大山090504 023a.jpg

 曇り空の朝、下山野営場からすぐ夏山コース登山道となる。

大山山吹090505 027a.jpg

 昔日の大山寺隆盛の跡を残す石段を登る

 芽吹きだしたブナの中を登り

大山黒いブナ090505 037a.jpg 大山タムシバ090505 038a.jpg
大山7合目附近山稜090505 052.ajpg.jpg

  潅木帯となると、残雪の北壁が望める

大山北面090505 043.ajpg.jpg

 ダイセンキャラボクの群落を縫って 木道を歩き、頂上まじか

大山キャラボク木道090505 065.ajpg.jpg

 頂上附近の草原はまだ芽吹き前    

大山山頂草原090505 083a.jpg

 頂上はあいにくの霧で展望はなかったが、霧の切れ間に剣が峰や険しい稜線が見え隠れし、霧の流れる荒々しい南壁の大崩壊をみる。

大山剣が峰090505 081a.jpg

 南から北から大崩壊が大山を削りとっているのを知り、 霧の山頂を後にする。

 これから登る多くの人たちとすれ違う、子供達も多い、

大山下り090504~06 084a.jpg

 今日は子供の日。

 ほころびはじめた花をみながら下り

大山オオカメノキ090505 090ba.jpg

大山イワカガミ090505 104ba.jpg大山新緑090505 107a.jpg

 大山寺にお参りし                      

大山寺090505 119a.jpg

 下山野営場の車へ戻り、雲りがちながら姿を見せる大山を振り返りながら、

大山山里090505 131b.ajpg.jpg

 出雲へ向かう。

 出雲大社で いにしえの神に触れ              出雲大社090505 139a.jpg

 出雲大社090505 144a.jpg

 古代をさまよい                        

出雲大社柱090505 147a.jpg

 神話の息づく出雲を後に、

 車で仮眠をしつつ 再び家路への長いドライブをし 山陰の旅を終える。

             平成21年5月4日~6日 大山 日本百名山その92


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