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紅葉と新雪の鳥海山    日本百名山 その91 [日本百名山を訪ねて]

 庄内平野の北に、日本海の風をうけて聳え立つという鳥海山をいつか訪ねてみたいとおもっていた。何年か前 月山に登ったとき、雲間のずっと先に頭を突き出し颯爽とした鳥海山の姿を見た。

 昨年の秋、山の仲間達と鳥海山をめざした。

 長いドライブをして庄内平野の日本海近くを走り、鳥海山麓のツリーハウスに泊る。

0801011ツリ^ハウス鳥海山 003.ajpg.jpg

 朝、登山口の駐車場に着くと、冷たい風が色づいた木々を揺らす。

0801012鳥海山登り紅葉  007a.jpg

 滝の小屋を経て、赤や黄色に彩られた木々の中を登り、

0801012鳥海山滝の小屋付近紅葉 008aa.jpg

 河原宿小屋辺りには、流れる霧の切れ間に草原が広がる。

草紅葉0801012鳥海山心字雪付近 012.ajpg.jpg

 草原は今草紅葉、いまだ残る残雪をみる。

 登るにつれ、霧氷が潅木を白く飾る。

0801012鳥海山薊坂付近霧氷 017a.jpg

 登る斜面は濃い霧が流れ、木や岩は霧氷が覆う。

0801012鳥海山薊坂付近ガラ場 025a.jpg

 稜線にでると、吹き付ける風、流れる霧、白い山稜。

0801012鳥海山伏拝岳付近 035.ajpg.jpg

 雪とエビのシッポに覆われ霧の流れる外輪山稜を辿り、

0801012鳥海山外輪山稜氷雪 045ba.jpg

 外輪山稜の七高山山頂へ着く。

0801012鳥海山七高山 051a.jpg

 二人で外輪山稜を下り、新山山頂をめざす。

 雪に覆われトレースのない、外輪山稜をくだる、まだ残る雪渓の下を横切り、

0801012鳥海山雪渓 063a.jpg

 雪と岩の斜面を登り、岩峰の上にでるが、山頂ではないようだ、そのむこうの岩峰がもっと高そうだ。 

岩峰を下り、岩を上り下りし、

0801012鳥海山山頂直下 053aa.jpg

 岩の間を抜け迷路のような岩場を辿り、

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 鳥海山の新山山頂の岩峰へ登る。

0801012鳥海山山頂 054a.jpg

 霧が飛び、先ほど辿った外輪山稜が白い姿をみせる。

0801012鳥海山山頂から外輪山 052a.jpg

 山頂を下り、外輪山稜へ登り返し、

0801012鳥海山外輪山稜へ登りかえす 064a.jpg

 新雪の山稜をあとに、先に下った仲間と合流し、

0801012鳥海山下り滝の小屋付近 071aa.jpg

 紅葉の山麓へもどる。

          平成20年10月11日~12日 鳥海山 日本百名山その91

 秋田を離れて、こちらの神奈川で仕事をしている人と何度か話したことがある。ときどき思い深そうに鳥海山の話をしていた。


やっと晴れた後方羊蹄山    日本百名山 その90 [日本百名山を訪ねて]

 雨の幌尻岳を下りた翌日 朝から青空が広がった。

 羊蹄山へ向かう途中、思い出の支笏湖に立ち寄る。

080904支笏湖 013a.jpg

  車の前方に羊蹄山が姿を現す。

080904羊蹄山への道 115a.jpg

 羊蹄山の山麓を半周し、ニセコの畑道を景色を見ながらのんびり車を走らせる。

080904ニセコa 117.ajpg.jpg

 東から南から西からも羊蹄山を眺めた。羊蹄山はどこからみてもその雄姿を誇示していた。

080904羊蹄山 ヒラフよりa 119.ajpg.jpg

 ニセコの 羊蹄山を正面に眺める風呂で汗を流し、

 コンビニでビールと食べ物を買い込み、

 半月湖近くの比羅夫コース登山口キャンプ場の駐車場に車を停める。

080904羊蹄山キャンプ場車a 120.jpg

 陽が落ちるまでの間、何人かの方々と話をして時間をすごした。

 話してみると皆さん凄い。

 下山してきたご夫婦のかた、ご主人は今日羊蹄山を登り百名山を達成したとのこと。

 45年程を要したといっていた。「おめでとう!」と祝福。

 額平川ですれ違ったのがこのご主人と知った。横浜の方でした。                                                                                    

私は50年近くたつがまだ90山ほど、成り行き任せの百名山。

 「羊蹄山をみたら登りたくなった」 という、自転車で北海道を旅している茨城から来た若者。

 岩尾別温泉の駐車場でもみかけた熊谷ナンバーのワゴン方、私より年上か。

 夕暮れ時ビールを飲みながらの話し相手。

 北海道の山10山ほどを巡っているという、

 東松山でおこなわれるスリーデイマーチの50kmコースを歩いたりもしているという。

 青空の朝、昨日から膝が硬く張り足をひきずっていたが、やっと晴れた山登り。

 ゆるく樹林帯を辿るが、すぐ登りが急になり、2合目、3合目と標示を頼りに登る。

 見通しがよくなるがニセコ方面を雲海が覆い隠す。

080905羊蹄山雲海 134a.jpg

 八合目附近で、熊谷ナンバーの方がもう下ってきた。健脚!

 花の時期を過ぎた草原を登り、火口縁山稜へ出る。

080905羊蹄山9合目付近 125a.jpg

 火口を覗きながら

080905羊蹄山火口 132a.jpg

 砂礫のなだらかな山稜を北周りで半周し、

080905羊蹄山火口縁 127a.jpg

 岩稜の後方羊蹄山山頂に立つ。

080905羊蹄山山頂 130.ajpg.jpg

 山頂の岩にすわり、多少雲がかかってはいたが、

 名も知らぬ北海道の山や広がる里を見下ろし眺める。

080905羊蹄山山頂 133.ajpg.jpg

 山頂から岩稜の火口縁を南周りで辿り、火口縁山稜を一周し比羅夫コースに戻る。

 足も何とか動いてくれた。 

 朝 挨拶を交わした横浜ナンバーの白いセダンの方と途中で会い一緒に下り、駐車場に戻る。

 しばし雑談し山を登り終えた余韻のひと時をすごす。

          平成20年9月5日 後方羊蹄山 日本百名山その90

  五山を訪ねた北海道の山旅が終わった。


雨と風の幌尻岳山頂   日本百名山 その89 [日本百名山を訪ねて]

 羅臼岳を登ったあと、陸別や足寄などなどの町や村をとおり、見知らぬ道や まわりの景色を楽しみ、富良野の畑道や丘から十勝の山なみを眺めたり、キャンプ場や道の駅に車を停め、気のむくまま一人旅。

080901富良野 103a.jpg

 幌尻岳へ向かう日は朝から陽がさした。早発ちする必要もなかったが、気は幌尻岳にむいていて、朝起きるとすぐ占冠の道の駅を発った。

 国道から折れて幌尻への道に入る、ほどなく舗装道路が終り、荒れた林道を走る。地図の位置よりかなり手前にゲートがありこの駐車スペースに車を置く。

 のんびり歩くつもりではあったが、額平川沿いの林道を一人歩いていると 足運びがいつか早まる。 はじめの渡渉箇所に着き、履き古した運動靴に履き替え、ズボンの膝下を外し半ズボンにする。汗ばむ陽射しの下、水の中を歩くのは爽快。膝下くらいの渡渉を繰り返し、側壁に落ちる滝を見て、川原で休み、水の流れを眺め、深い樹林に囲まれた渓谷を歩く。

080902幌尻岳額平川 109.ajpg.jpg

 昼過ぎ幌尻山荘に着く。  川原の岩に横になったり 小屋の前に敷かれたシートに寝ころび 樹林の上の青い空を眺めて時間をもてあます。

080902幌尻山荘 110a.jpg

 山を下りてくる人、登ってくる人達が小屋に着きはじめる、ガイドつきのツアーで来る人達やお年寄りの人達も多い。

 朝、皆さん暗いうちから起きだし登山準備をはじめる、遅ればせながら外へ出ると雨。

 出遅れたかなと思い雨支度に傘をさして小屋をでる。すぐ樹林帯を登り、前を行くご夫婦に追いつき挨拶をして先にでると、前を行く人はなく雨が相手の一人旅。命の泉などというところをすぎ、はい松や潅木の尾根を急登。木の枝が触れ傘をさしたり閉じたり。潅木帯を抜け草原の尾根路となる。

080903幌尻のぼり草原 001a.jpg

 ・・このあたりは日高の山々を望み、夏には足元に花々が咲いているところなのだろう・・が。

 すでに黄色に変わった草原は雨にぬれ、風が吹き付ける尾根を辿る。

 幌尻岳山頂へ着く。

080903幌尻山頂002a.jpg

  日高山脈の奥深くカールを従えた幌尻岳に逢えると期待していたが、山頂は雨と霧に閉ざされ風が吹きぬけていた。

080903幌尻山頂 008a.jpg

 風を避けて新冠ルート分岐まで下り一息。

080903幌尻山陵 009a.jpg

 雨の中 次々と登ってくる人達とすれ違いながら幌尻山荘へ戻る。

 靴もズボンもそのまま、額平川を下る。

080903幌尻額平川滝 010.ajpg.jpg

 時間をもてあました青空の昨日、もう少し早く来て山頂に登り、下りに小屋へ泊ればよかったかな。などと思いながら 雨はやんだが疲れた足にはいささか長い林道を戻る。

          平成20年9月2日~3日 幌尻岳 日本百名山その89

  幌尻岳にかぎらず雨や霧の山頂に立ったことは多い。また登りに行きたい山もあるが、もう行かない山もある。


夏の名残りの羅臼岳   日本百名山 その88 [日本百名山を訪ねて]

 オホーツクの海に面したウトロの家並みが切れ、

 北の自然と野生動物達の住むさいはての地、知床にはいる。

080829北海道鹿 055a.jpg

 岩尾別温泉 ホテル「地の涯」の駐車場の隅に車を停める。

 木下小屋の横から樹林帯を登りはじめる、「オホーツク展望台あたりでもたびたび熊が出ますヨ」とネイチャーセンターで聞いていたので、今日は先行する人影があり心強い。

 弥三吉水で先行の人達にまじり一休み、極楽平をゆるく歩き、遅い夏の花が咲く水の涸れた沢すじを登る。

080830羅臼岳花畑 067a.jpg

 はい松に広く覆われた羅臼平に着く、雨はあがったが雲がながれ、めざす羅臼岳が見え隠れする。

080830雲の切れ間の羅臼岳 082.ajpg.jpg

 はい松の海に入り、岩清水のしずくで口をしめし、

080830羅臼岳岩清水 069a.jpg

 岩塊をぬって登り、羅臼岳の岩峰に立つ。

080830羅臼岳山頂記念写真 070.ajpg.jpg
 

 あいにく雲が山頂を覆い、さいはての山々や海を見ることはできなかったが、

080830三つ峰 080a.jpg
雲の切れ間の三ツ峰

 夏の名残りの花をみながら、

タカネトウウチソウ080830羅臼岳花畑 079a.jpg

 チシマクモマグサ080830羅臼岳 064a.jpg

イワギキョウ羅臼岳080830a.jpg

 オトギリ羅臼岳 080830.ajpg.jpg 

 知床の山を下り岩尾別温泉に戻る。

080830岩尾別露天風呂道 084a.jpg
岩尾別温泉の露天風呂

 知床は自然と動物達の領域なのだろう。斜里岳では鈴の音がたよりなかったので、すこし大きめの鈴を付け 熊スプレーもレンタル。

080830羅臼岳熊対策 083a.jpg

 帰り道 草を食む鹿を見、北の海に落ち込む切り立った崖を眺め、車を止め 振り返ってみる知床の山は雲に覆われていた。

        平成20年8月31日 羅臼岳 日本百名山その88

 以前、知床峠から羅臼岳を眺めたり、知床五湖などを歩いたことがあった。

知床峠021003 009.ajpg.jpg
知床五湖021003.ajpg.jpg
 H14.10.3

雲に隠れた斜里岳      日本百名山 その87 [日本百名山を訪ねて]

 清里は街路に花などが飾られた静かな街。道の駅で遅い昼食を食べ、スーパーで明日の行動食などを買い、斜里岳をめざし畑道を走る。

 広々とした畑の向こうに斜里岳は雲に覆われていた。

080828斜里岳 040a.jpg

 畑道を抜け、林道を走り、清岳荘の駐車場に着く。

080828斜里岳清岳荘 041a.jpg

  駐車場で寝るつもりでいたが、清岳荘をのぞいてみると とてもきれいなのでここに泊ることにした。

 夕方からふりだした雨が、朝になってもしとしとと降りつづいていた。

 傘をさして清岳荘をでる。

 林道からすぐ沢沿いの路となり、水際の岩場に咲くダイモンジソウなどを眺めながら下二股へ。

 ここからいくつかの滝を眺めたり、

080829斜里岳羽衣の滝042a.jpg

滝を登ったりしながら時に細かいスタンスを拾いながらの沢のぼり、

080829斜里岳霊華の滝 043a.jpg

上二股で沢は終わり、潅木の中を登る。

 木々の背が低くなり馬の背にでると霧と強い風が吹き付ける。霧の中にウメバチソウが風に揺れる。

 霧に閉ざされた斜里岳山頂。

080829斜里岳山頂 044.ajpg.jpg

 一人風蔭で石に座り一服。

080829斜里岳エゾシマリス 047a.jpg

 竜神の池をみて、霧の流れる尾根路を下る。

080829斜里岳竜神の池 050a.jpg

 時々霧が切れ、斜里岳山頂附近が見え隠れする。

080829斜里岳 051.ajpg.jpg

 人影のない細い尾根路、熊にであったら逃げ場がない、熊のほうもきっと逃げ場がないだろう・・、 阿寒で買った鈴は音が小さく頼りない。

 熊見峠から、急な樹林帯のくだり、下二股に降り沢沿いの路を清岳荘へ戻る。

 すぐ先はオホーツク海なのに、北国を感じさせない清里の街で 風呂を見つけ汗を流す。

          平成20年8月30日 斜里岳 日本百名山その87

 ずっと雲にかくれた斜里岳を後に、羅臼岳へ向かう。


荒々しい火口群の雌阿寒岳     日本百名山 その86 [日本百名山を訪ねて]

 夏が終わろうとする頃、フェリーで苫小牧へ、

080826苫小牧に着く 011a.jpg

 日高のキャンプ場で泊る。

080826日高キャンプ場 014.ajpg.jpg

  朝起きると雨がふりだす、日高のキャンプ場を発ち 帯広や足寄を走り雌阿寒岳をめざす、阿寒が近づくとどしゃ降りの雨。阿寒湖附近の土産物屋で熊よけの鈴を買ったり、阿寒のミュージアムでマリモや巨大な熊の剥製をみたりして雨のあがるのを待つが、道路が川になるような降りが続き、その夜は雌阿寒温泉の駐車場で車に寝る。

080827雌阿寒温泉駐車場  019.ajpg.jpg

  朝雨はやんだ。 雌阿寒温泉から樹林帯の中を歩き、背の高いはい松帯を登り、岩礫の登りとなる、雲が多いながらも展望がひらけてくる、まだよく知らない北海道の山並みも雲間に浮かぶ。

080828雌阿寒岳登りからオンネトー 020.ajpg.jpg

 山頂が近づくと霧が湧く、深い火口壁が霧の中に落ち込んでいる。

 火口壁に沿って歩き、山頂に立つと霧が晴れ、荒々しい火口が姿をあらわす。

080828雌阿寒岳山頂 028a.jpg

褐色の水をたたえる火口、青い水をたたえる火口、音をたて噴煙を吐き出す火口、080828雌阿寒岳火口 024a.jpg080828阿寒富士 031a.jpg

火口原の中にも煙をあげる火口、雲の中に雄阿寒岳、

080828雌阿寒岳から雄阿寒岳a 027.jpg

 噴煙の音を聞きながら岩に腰かけ一息。ここは大地が荒い息を吐き出す火口群のその中。

 火山礫の中にメアカンフスマはまだ花をつけていたが、メアカンキンバイはもう終わっていた。メアカンフスマ080828雌阿寒岳 022a.jpg

 メアカンキンバイ080828雌阿寒岳にて 033a.jpg

 阿寒富士を眺めオンネトーへ下り、

080828オンネトー 038a.jpg

 また降り出した雨に打たれながら赤エゾ松の木立の中を歩き、雌阿寒温泉の駐車場へ戻る。

  阿寒を後に斜里をめざす。

           平成20年8月29日 雌阿寒岳 日本百名山その86

道東旅行オンネトー雌阿寒岳021004 028a.jpg
                              オンネトーと雌阿寒岳の秋 2002.10.04

花を訪ねて早池峰山へ     日本百名山 その85 [日本百名山を訪ねて]

  早池峰山という山の名前は前から知っていた、ずっと以前 仕事で盛岡から宮古に行くバスの途中 この辺りに早池峰山があるのを知った。                                                   3年ほど前の秋 盛岡まできたが雨模様なので、早池峰をあきらめ八幡平へ向かってしまったりしていた。

 夏 花の時期、早池峰山をめざした。

 東名、首都高から東北道を長いドライブ。高速を降り、山道を走り山村を通り早池峰山麓の岳に着く。岳から先は通行規制されるが、日中をすぎると規制が解除され河原坊の駐車場に車を入れ、ここでキャンプ。

 河原坊から沢沿いに木立の間の草花をみながら登り、

タマガワホトトギス早池峰山 101a.jpg
オニシモツケ 早池峰山 013a.jpg
クルマユリ 早池峰山 025.ajpg.jpg

沢をはなれ潅木から岩混じりの斜面を登る、岩場や斜面に咲く花々に見とれ、ミヤマアズマギク早池峰山 042a.jpg

ナンブトウウチソウ早池峰山 091a.jpg
シオガマ早池峰山 060a.jpg

 「これがハヤチネウスユキソウ?」「いやそれはミネウスユキソウ」などと花にまぎれて、ミネウスユキソウ早池峰山 018a.jpg

ミヤマシャジン?早池峰山 054a.jpg
イワシモツケ 早池峰山 068a.jpg

 急な登りもあまり気にならず頂上へ着く。

早池峰山山頂にて 056a.jpg

 社と岩の乱立した頂上、花の時期 人も乱立していた。

 

早池峰山山頂 057a.jpg

 山頂から下り、

 お花畑の中を歩き、

コバイケイソウ早池峰山08.07.27a.jpg
早池峰山花畑 067a.jpg
早池峰山花畑 065a.jpg

  岩場を下り、

早池峰山下山鎖場 072a.jpg

 ハヤチネウスユキソウに逢い

 ハヤチネウスユキソウと青空早池峰山08.07.27a.jpg

ハヤチネウスユキソウ 早池峰山08.07.27  088ba.jpg

ハヤチネウスユキソウ早池峰山 089.ajpg.jpg

 咲き乱れる花の中を

イブキジャコウソウ早池峰山 080.ajpg.jpg
ホソバツメクサ 早池峰山 08.07.27  074a.jpg
キンロバイ早池峰山 095a.jpg

 小田越へ下り、河原坊まで道端の草花をみながら歩く。

 交通規制の解除をまって河原坊をたち、

早池峰河原坊より08.07.27  103a.jpg

 振り返りながら早池峰山を後にする。

 帰りがけ遠野へ向かい、河童淵などに立ち寄る。

河童淵 110za.jpg

         *平成20年7月26日~27日 早池峰山 日本百名山その85


花の山トムラウシ     日本百名山 その84 [日本百名山を訪ねて]

 とかち帯広空港に降り立ち北海道の地を踏む、バスにのり帯広の街並みを抜け、広がる畑の中を走り、十勝川に沿って緑濃い山道を走り、トムラウシ温泉の国民宿舎に着く。北海道の山に登りたいと思い立ち、ツアーに参加しトムラウシをめざした。

 まだ暗い早朝バスで短縮登山口へ。樹林帯を登り笹混じりの潅木帯になると時折十勝の山が頭をだす。                             

十勝連峰トムラウシ070701 002a.jpg

 こまどり沢の雪渓を登ると、岩の間に花たちが姿をみせはじめる。岩峰をぬい、残雪を踏んで咲き乱れる花に見とれながら、

 ミヤマキンバイ トムラウシ070701 026-a.jpg  

 メアカンキンバイ トムラウシ070701 016a.jpg              

  トムラウシ公園を歩く

トムラウシ雪渓070701 019a.jpg
トムラウシ公園070701 028a.jpg
チングルマとイワウメ トムラウシ070701a.jpg
 

  いつも後方に位置してしまい、ガイドの説明もとぎれとぎれ、ツアー引率の方に花の名前をたずねたりし、エゾノツガザクラ トムラウシ070701 036-a.jpg

キバナシャクナゲ トムラウシ070701 034a.jpg

 エゾコザクラ トムラウシ070701 021a.jpg

  花に飾られた岩稜の路を登りトムラウシ070701 033-a.jpg

トムラウシ花畑070701 037a.jpg

 トムラウシ山頂へ。

トムラウシ山頂070701 038a.jpg

 雲の切れ間に大雪方面の山が見え隠れ

トムラウシ北方070701 042a.jpg

振り返ると十勝の山並が続く、これらの山にもいつの日か訪れてみたい。

 日の傾いたころ、トムラウシ温泉の宿へ、渓流を眺める風呂で疲れをとる。

東大雪荘トムラウシ070701 050a.jpg

 花のトムラウシを訪れることができ、北海道の山への第一歩を踏み出すことができた。

    平成19年7月1日 トムラウシ 日本百名山その84


筑波山とガマ     日本百名山 その83 [日本百名山を訪ねて]

 山へ行くときは車が多いのだが、秋葉原からつくばエクスプレスに乗った。

 つくば駅からバスでつつじケ丘へ、筑波山 001a.jpg                                                        お土産屋や食堂が立ち並らんでいるが、人は割と少ない。ロープウエイに乗る、霧が流れ寒い。足下に群れて咲く白い花はニリンソウのようだ。     霧雨に煙る女峰山の岩の山頂にたつ。                                                                       露岩やもう花の終わったカタクリの路や木立の中を歩き、御幸が原から社の建つ男体山山頂を往復。相変わらず霧の中、ケーブルで筑波山神社へ降り、四六のガマの置物などが並ぶ土産物屋を見ながら下る。

 ガマの油売りの「1枚が2枚、2枚が4枚・・」の調子の良い口上 と バナナの叩き売りのテンポの良い口上は何かで聞いた。最近、寅さんの啖呵売というのも友達から聞いた。

 大鳥居に着き、バスを待つ間薄日もさしだしたが山はずっと雲に隠れたままだった。

 つくば駅に戻り、新しい街のエキスポセンターあたりを散歩しプラネタリウムをみる。

 子供達が小さい時つくば科学万博を見に来たことをおもいだした。土浦からシャトルバスで行ったあの会場はどのあたりだったのだろうか、そういえばそのとき子供達が書いた 未来への手紙 が20年後家に届いた、子供達はもう家を離れていた。

         平成19年5月2日 筑波山 日本百名山その83 

 今年の正月、息子や孫と塔ノ岳に登った、東京のビル群のうしろに筑波山がみえた。


晩秋の燧岳    日本百名山 その82 [日本百名山を訪ねて]

 数年前桧枝岐の御池から燧岳へ登ろうとしたが、尾瀬ケ原18.7.15 022a.jpg                                                                雨に降られ、そこから戻った。

 60才をいくつか過ぎた夏、尾瀬ヶ原を通り 下田代キャンプ場にテントを張ったが、激しい雨に降られ、燧岳をあきらめ雨の尾瀬ヶ原を引き返したり、                             なかなか燧岳に登れずにいた。 

 夏に雨でひきかえした その年の秋、

 山の会のメンバーと燧岳をめざした。                         

061021~22尾瀬ひうち大清水林道 002a.jpg

 大清水から紅葉の林道を歩き三平峠を越え、                                                    尾瀬沼に浮かぶ燧岳を眺めながら湖畔を辿り

 061021~22尾瀬ひうち 019a.jpg

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下田代十字路の山小屋に泊る。

 朝早く山小屋を発ち、見晴新道へ入り樹林帯を登る、樹林の切れ間から足下に草紅葉の尾瀬ケ原が広がり、その先に至仏山の姿をみる。                 

061021~22尾瀬ケ原と至仏山 025a.jpg

 樹林を抜けると真っ青な空をバックに柴安嵓が聳える。                            山頂からは山々の大展望。俎嵓で また あかず展望を楽しむ。

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長英新道を下り、長い樹林帯の中の路を歩き、尾瀬沼湖畔へ辿り着く。                              そろそろ冬支度の長蔵小屋で、コーヒーブレイク。

 帰りもまた紅葉にみとれ                       061021~22尾瀬ひうち 040a.jpg 

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  日が暮れかかる頃、大清水の駐車場へ。

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  紺碧の空の下、晩秋の尾瀬の景観にひたった。 

      平成18年10月21日~22日 燧岳 日本百名山その82

 尾瀬ヶ原から望む燧岳

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 昔 夜行列車で山へ

 その昔 上野から満員の夜行列車が沼田に着くと、どっと登山者が降りた。                                          尾瀬へ向かう人たちと自分達とは違うような気がしていた・・自分達は土合で降りた。そのころ上越線でいくときは谷川岳きりなかった。

 いくつか歳をかさねた頃、尾瀬ヶ原から尾瀬沼を歩き、水の流れと水芭蕉やリュウキンカ、平滑の滝や三条の滝などの景観を見、尾瀬の姿に触れた。                                             上越線にもう一つ行くいくところが増えた。タテヤマリンドウ 尾瀬070625a.jpg

 車を使うことが多く、今はもう上越線はあまり使わないが、尾瀬ケ原は何度か歩いた、これからも尾瀬には行ってみたいところがある。

 谷川岳にはもう何年もいっていない。


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