妙高山の秋 日本百名山 その38 [日本百名山を訪ねて]
秋の終わる頃、妙高山を訪ねた。
紅葉はもう終わっていたが山の上には青空が広がっていた。
燕温泉の旅館の間を通り、深い峡谷に沿った林道を歩き燕新道に入る。
ブナの林を登り、沢をわたり、黄金清水を味わったりし、長助池までくると一面雪景色。
妙高の登りにかかると雪は更に深く、はっきりしたトレースもない雪の着いた急な登り。
雪の準備もしていないので、陽当たりのよいところへ かみさん を残し、
雪のついた急な登りを木の枝を頼りに登り頂上に立つ。
白く新雪をかぶった山々を眺めるのも早々に かみさんが待っているところまで下る。
もと来た路を戻り、深く切れ込んだ峡谷に落下する惣滝を見たり、
沢沿いの露天風呂などを見たり寄り道をしながら下る。
日が暮れはじめ燕温泉まで来ると、遅いのを心配した宿の人が車で向かいに来てくれていた。
平成9年11月4日 妙高山 日本百名山その38
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秋に染まる 妙高
その後10年ほど経った秋の初め、
山の会のメンバーと燕温泉から燕新道を辿り、
長助池を経て
曲がりくねった異様な岳樺の林を登り、
妙高山の山頂へ。
火打山や北信の山々、
野尻湖などの眺望を楽しむ。
色づいた木々をみながら鎖場を下り、
赤や黄に染まる木々の中を歩き、
燕温泉に下山。
秋色に染まりはじめた妙高山に逢えた。
平成20年10月5日
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スキーに向かう雪道の先に、妙高山が姿を見せた。
妙高山雪景色
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