夏も冬も八ヶ岳 日本百名山 その13 [日本百名山を訪ねて]
仕事について一年ほどした3月、高校の友達と赤岳鉱泉にテントを張り、
中岳のコル付近まで登ったりして雪の八ヶ岳を味わった。
(昭和39年3月)
その後 正月や3月頃にはたびたび八ヶ岳を訪れた。
雪の降る中 ジョウゴ沢から裏同心稜を登り、
顔やヤッケがバリバリに凍りついた。
無名峰南稜や、
中山尾根を登りトサカの岩峰で寒風に吹かれたり、
小同心を登ったり、
阿弥陀に登り、雪を纏った広河原の奥壁を眺めたりした。
大同心と小同心
昭和46年元旦一番に ずっとねらっていた大同心正面壁を登った。
* * *
もう 年寄りの声を聞く頃 初めて夏の八ヶ岳へ。
文三郎から赤岳に登り、横岳、硫黄岳と歩るき、
イブキジャコウソウやコマクサに逢えた。
赤岳
* * *
八ヶ岳にはなんども来ているのに
雪の赤岳へ登った記憶がなかった。
それから何年か経った雪の残る頃、行者小屋にテントをはり、
地蔵尾根を登り、陽があたり白く輝く稜線を辿り、
赤岳の山頂に立った。
快晴 大展望。
中岳を経て、雪崩を気にしながら中岳沢を下った。
やっと 記憶の中に雪の赤岳を刻むことができた。( 平成20年 早春)
阿弥陀岳
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八ヶ岳に咲く花は多い。
つくも草(H23年6月)
チョウノスケソウ(H25年7月)
コマクサ(H25年7月)
中央道を車で走りながら 裾野をながくひき鋭い峰が立ち並ぶ八ヶ岳を眺め。
清里や野辺山あたりから高原の畑の向こうに聳える峻険な峰に目を奪われ。
スキー帰りの時など雪の峰みねが夕日に赤くそまるのをみる。
山麓から眺めるのも良い山だ。
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